Ring of Darkness in My Heart

 背景で使わせていただいた画像は、4月8日に北米で見られた皆既日食の画像です。
 Image Credit: NASA/Keegan Barber  「ベリービーズ」
 Image Credit: NASA/Joel Kowsky   「ダイヤモンドリング」
 NASA Images and Video Library

 

 登場人物
 水月 映恋(水月 エレン)
 水月 鏡の養女。大学で鏡の共同研究者だった夫妻の一人娘で、夫妻が母国の命令で強制帰国せざるをえなくなった時、両親の判断で日本に残された。当時、10歳。(両親とは、その直後から連絡が途絶えている) とはいえ、いきなり独身・一人暮らしの水月 鏡に幼い少女と生活しろというのも無理な話だったので、実際は鏡が住んでいたマンションの管理人さん夫婦が半ば自宅に同居させるような形で面倒を見てくれていた。
 その後、突然、鏡が大学を追われ地方の高校教諭に転職してからは、別の県の全寮制学校への転校をやせ我慢をして選択し、結果として鏡とは年に数回しか会う機会がなくなってしまった。
 偶然に偶然が重なったて、半年もたたずに鏡が分野が全く異なるミュージックプロデューサーに転身してからは、「オジさま」と一緒に音楽の仕事をするというのが彼女の目標になった。ただ、鏡には映恋を The Axions に入れる意志が全くないことを知っていたので、内緒で前島社長に直談判に行き、自身の境遇と「水月 鏡の養女」カードを駆使して強引に加入してしまった。後になって事情を聞かされた鏡からは「他のメンバーと同じレベルならおまえを使わない」と明言されているので、今は必死になって練習に励んでいる。
 長身で大人びて見えるけれど、メンバー中、最年少! 容姿から、外国人に話しかけられる機会がやたらと多いのが悩みで、実は、物心がつく前に来日し、日本でしか教育を受けていないので、ほとんど日本語しかしゃべれない。現在、英語を猛勉強中、……なのだけれど「ぜんぜん話せない!」
 意識して聞いている曲 Bonnie Tyler “Total Eclipse of the Heart”、Céline Dion “To Love You More”

 白鳥京子とは出会った瞬間から犬猿の仲で、「何でこんなダメ女がオジさまにくっついてるのよ」と本人を前にして言ってしまったこともあるのだが、「愛してるからよ」と軽くあしらわれてしまったため、さらに嫌いになった。
 一方、京子はというと、彼女自身意外に思っているのだが、映恋の真っ直ぐなもの言いがほとんど気にならず、むしろどちらかと言えば好ましいとさえ感じている。ストレートにものを言い返せる立場を自分に与えてくれる相手というのも貴重ではないかと。ただ、数年しか年齢が違わない相手が、嫌みを込めて「おば様」と呼んでくるのだけは納得できないものを感じている。