8年ぶりに PC のモニターを買い換えました。
ここ数年、どうしようかと迷ってはいたのですが、決め手になったのは『ROOMガール』が 4K (3860×2160)でも動くことがハッキリとわかったからでした。今まで使用していた EIZO の FORIS FS2434(24インチ)は 1920×1080 までだったので、解像度の差が気になってしまったわけです。
で、解像度 4K、リフレッシュレート 120Hz 以上、国内メーカーの製品で検索した結果、実質的に一番安かった JAPANNEXT の新製品 JN-GMM1IPS28BK(28インチ)を購入しました。というか、購入してしまいました。
結果から言うと、「ギョエェェェーッ! 何だ、こりゃあ!」「ハズレ! 大失敗!」と、後悔ばかりです。
日本国内の中小企業が、日本で、それもショップ限定で販売している製品なので、当然ながら日本で一般的な「好み」に合わせてあるものだとばかり思い込んでしまっていたのですが、そのような配慮は全然なくて、海外製と差がなく特筆すべき長所もないつまらない製品でした。
電源ケーブルのアダプターがハンパじゃない大きさで、私の環境だと机の上に置くしかないためとんでもなく邪魔だとか、そのどでかいアダプターに存在意味不明の常時点灯している LED があるとか、電源を入れるたびに全く必要ない「接続に使っているケーブルの種類」の情報が表示されるとかはまだ我慢できるとして、特に許し難いのが色温度の設定に 8000K、8500K が存在しないことです。
現在、一般に流通している大半の PC 用モニターに関して、デフォルト(工場出荷時の設定)のままだとほとんどの日本人は違和感を持ちます。真っ白に表示されるはずの部分に薄く黄色がはいっている感じがして馴染めないのです。
原因は、普段見ている TV 放送の「色温度」の違いです。海外の TV 放送は大半が 6500K を基準にしているのですが、日本の TV 放送は 9300K を基準としています。海外は黄色っぽい暖色系の白、日本は寒色系の青みがかった白が基準なのです。イメージとしては、海外はノートやルーズリーフの色、日本は貼り替えたばかりの障子紙やインクジェットプリンター専用普通紙の色といった感じです。
では、PC のモニターを 9300K に設定すればいいのかというと、そんなに単純な話ではなくて、部屋の照明との兼ね合いや眼との距離の違いもあって、PC のモニターで一番きれいだと感じる白は 8000 ~ 8500K 程度だというケースが多いのです。なので、この範囲の色温度設定が用意されていないということは、日本の市場に目が向いていない、日本のユーザーを無視して造っている、ということです。
文句ばかり言っていても事態は改善しないので、今まで使っていた EIZO のモニターに少しでも近い表示ができないものかと画面メニューをいろいろといじって調整してみました。以下は私の環境での暫定的な設定です。「参考」程度に考えて下さい。
「画質」
明るさ 44
ブラックレベル 45 (-5 黒を少し強く表示させるため)
コントラスト 50 (+-0)
シャープネス 2 (+-0)
USBウェイクアップ オン
「色設定」
ガンマ 2.2
色温度 7500
ピクチャーモード ユーザー設定
ユーザーカラー設定 エンター
PCM ネイティブ
色相 48 (-2)
彩度 47 (-3)
「ブラックレベル」と「ガンマ」の設定は特に重要です。コントラストが強すぎると感じる場合、直に「コントラスト」ではなくて、まずは「ガンマ」を下げてみてください。
私の『Play Home』の頃の作品は「ガンマ 2.0」推奨です。OS や WordPress は「大きな更新」のたびに色彩表示をいじってくるので、昔の作品ほど色やコントラストが変わってしまい、どぎつい感じに表示されてしまうケースが多々あります。それに対する一時的な「応急処置」です。環境によっては「ガンマ 1.8」「彩度 49」程度にした方がきれいに表示される場合もあります。
色相と彩度は私の好みですが、ゲームの「キャラメイク」で頬を赤らめる設定を使ったキャラで SS を撮った場合、彩度を少し下げてみると自然な感じに表示される場合もあります。いろいろと試してみて下さい。
前回作品まで使用していた、EIZO・FORIS での設定も書いておきます。
「カラー調整」
カラーモード USER1
ブライトネス 60
黒レベル 47
コントラスト 50
色の濃さ 0
色合い -1
色温度 8000K
ガンマ 2.2